クイック エンジニアリングブログ

株式会社クイック Web事業企画開発本部のエンジニアリングチームが運営する技術ブログです。

株式会社クイック!エンジニア採用の現場をブログで公開しちゃうよ!ver2020年11月

2016年11月に入社して、4年が経ちました。 フルーツパーラーです。

クイックにはバックエンドエンジニアとして入社しました。 入社後は内製プロジェクトの立ち上げ、テックリードなどを経験し、 現在はエンジニアマネージャーとして日々何でもやっています。

余談ですが、先日似顔絵を書いてもらいました。 面接で似ている人が居たら私です!

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フルーツパーラーの似顔絵_2020

今回は、採用の現場というタイトルで書いてみます。

目的は?と聞きたくなりますよね。

最近はお会いする前にブログを読んだという声も増えてきました。 足を運んで頂ける方の経験によって質問の粒度は異なりますが、オープンにする事で今どのような課題があり、 どう解決していきたいかを読んで頂いた方にお伝えしたいためです。

もしご興味がありましたら、ぜひカジュアルな場でお話しさせてください。

質問を行う対象としては、リードエンジニアとして経験のある方を想定しています。

エンジニアとして採用に関わる理由は?

弊社の選考プロセスには最初からエンジニアが関わります。 カジュアル面談でチームメンバーと話し、オフィス見学をして帰られる方もいます。

その時間はエンジニアの手を止めてしまう事にはなりますが、足を運んで頂ける方と同僚になる人が最初から話す事で 飾り気のない話しができると考えています。

エンジニアにとっても視野を広げる経験になるとhamanokamiが以前記事にしてくれています。 aimstogeek.hatenablog.com

エンジニア採用の現場

採用の現場で、どのような質問を行い、どのような雰囲気かをお伝えします。

挨拶(笑いを取れるか)

まるで同僚とランチを食べているような雰囲気を意識して挨拶します。
堅い場は双方にとって何のメリットもありません。
入社してからのミスマッチを防ぐため、何でも話せる雰囲気作りを強く意識しています。
聞きづらい点も含め、何でも聞いて頂き、わかる範囲ですべて回答していきます。
もしその場で回答できない内容は持ち帰り、後日回答としています。

強みの把握

経歴書記載の経験から利用してきた技術について、どのように選定し実装を行ってきたかを質問します。
決定に至るプロセスの試行錯誤、比較検討、説明、自発的な動きを聞いて、プロジェクトの中でどのような振る舞いをしてきたかイメージするためです。

  • 技術選定を自分で行った場合
    • 選択時に考慮したポイント
    • 比較したポイント
    • 選定により課題解決につながったか
  • 他の方が技術選定を行った場合
    • 0ベースで作るとしたら、どのように選定し作り上げるか?
  • 上記の質問を通してアプリケーション、DB、インフラなど次の質問で行う深堀りポイントを探します。

強みごとに深堀り

各レイヤーにおいて普段業務で意識・行動しているポイントを質問していきます。
経験してきた問題の規模と開発手法を聞き、
幅広く知見のある方なのか、一点突破が行えるエキスパートなのかを知るためです。

アプリケーション

  • 何を解決するための仕組みか/要件定義
  • アーキテクチャ/責務の分離をどう考えているか
  • 例外処理/トランザクションの境界
  • テストコードの有無と粒度、網羅性とメンテ
  • 対象システムのリクエスト数や負荷対策
  • 売上規模

データストア

  • 設計/扱うデータサイズ/レコード数/テーブル数
  • 使っているエンジン/エンジンを決めた理由
  • パフォーマンスチューニング方法
  • プロファイラの利用や各種ツール利用実績

インフラ

運用

  • フロント、バック、インフラ、さらに事業に寄り添ったサービス開発経験
  • 開発〜運用までの流れ、特に苦労話

チーム内の役割

  • リーダー/サブリーダー経験
  • プレーヤーとマネジメントの比率
  • チーム開発経験
  • チームビルド経験

その他

  • モバイルアプリ(native/hybrid)
  • 好きな言語や言語仕様

個人活動について

業務時間以外のインプット・アウトプットからエンジニアリングに対するモチベーションをお尋ねしています。
アンテナ感度やアンテナの方向性から今後のキャリアについてお話をするためです。

説明時の流れや言葉の選び方

  • 質問に対して簡潔に話せること。
  • 事象、決定内容、決定理由、自身の考えをわけて説明できること。
  • 意思決定プロセスに関わり、自身で決めてきた経験。

リードエンジニアとなると各職種とのコミュニケーションが増えるためです。

今後試してみたいこと

  • ホワイトボードを利用したコーディングや概念モデルの設計
    • ex) エンジニア用求人管理システムを作る

コーディングテストはオンラインで事前に実施しているため、
今後は対面時に行えるテストを考えています。

最後に

リードエンジニア候補の方を対象とした採用時に行う質問を記載してみました。

技術面以外の事は、以前nakayanが書いた記事にも記載があります。 aimstogeek.hatenablog.com

弊社のエンジニアチームは、タックマンモデルでいう形成期と混乱期の間に位置していると考えています。
混乱期を正しく受け入れ、その先にある統一期への移行が直近の課題です。

また、社内のエンジニアの力で、ここ数年で多くの仕組みをクラウド化してきました。
ソフトウェアエンジニアもクラウドネイティブなアーキテクチャ構築経験がMUSTになっています。
ソフトウェアエンジニアの採用でも幅広い質問を行う理由はここにあります。

リードエンジニアに必要となる資質・能力はとても多く、1人でカバーできる方はスーパーマンです。
リードエンジニア候補の方については、弊社ではそれらを組織・プロジェクトの軸で強力にタッグを組んで実現する方法を取っています。

現在、組織として大きく変化しているフェーズです。
これからさらに面白くなると思いますので、「やったるぞ!」という方をお待ちしています!!!!!


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