こんにちは。
エンジニアチームのマネージャー、桃原です。
私たちがエンジニアチームとしてどのような課題に挑戦していくか公開します。
エンジニアチームではプロダクト開発を促進する為、 各プロダクトを横断した技術課題の解決とエンジニア一人ひとりが力を発揮できる環境整備や能力向上の取り組みをおこなっていきます。
私たちが考える理想にはまだ遠く、私たちが持つ課題やエンジニア組織づくりに興味をもたれた方、ぜひお話したいです。力を貸してください。
テクノロジーの力ですべての人が目を輝かせて生きる世界を一緒に実現しましょう。
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目次
- セキュリティ強化
- システムの運用効率化に向けた状態可視化と権限委譲
- 開発チームのパフォーマンス改善
- エンジニアチームの組織力強化
- エンジニアチームの挑戦する文化を社外に向けて発信していく
1. セキュリティ強化
なぜやるのか?
- プロダクトを安心して使ってもらう
- 情報漏えいのリスクを排除
- エンジニアの開発速度向上
環境面において常に最新のバージョンに追従できる状態にし、
言語やフレームワーク、ライブラリのセキュリティアップデートが当てられる状態にします。
OSやミドルウェアについても同様に、環境を素早く最新化するためIaC化やコンテナ化を促進します。
ここ数年で正社員以外のビジネスパートナーさんが増え、権限の範囲や判断の軸が複数存在して複雑化しており、改めて課題を整理しゼロトラストの環境構築と、権限と裁量の持てる範囲を見直します。
権限の問題で正社員のみが行っていた業務をビジネスパートナーさんも一緒に進められる環境を作る事で、新規実装、既存の改修、リファクタリング、その他改善活動など、同時に広く手が回せるようになり、開発速度向上を期待しています。
2. システムの運用効率化に向けた状態可視化と権限移譲
なぜやるのか?
- プロダクト開発速度の向上
- プロダクト品質の均一化に向けた取組み(メトリクスの定義)
もともと社内にはインフラを扱えるソフトウェアエンジニアが少なかった事もあり、プロダクト開発チームのソフトウェアエンジニアとインフラチームのインフラエンジニアが協働でインフラ環境を構築してきました。
インフラ環境を構築できるソフトウェアエンジニアが増えて来た事もあり、インフラチームが持つ権限をプロダクト開発チームのソフトウェアエンジニアへ権限を移譲する事を進めます。
インフラチームで多くの権限を管理する事はプロダクト数が少ない間は問題になりませんでしたが、プロダクトも増え、ソフトウェアエンジニアが行える作業についてもインフラチームの作業待ちとなり、インフラチームがボトルネックになる事が発生しています。
また、インフラチームが細かな作業を行う事で社内横断的な動きに注力できず、 新たな取組や現行作業の改善に時間が割けない課題がありました。
権限移譲を進める事で新たな取組や改善の時間を作り、インフラチームが組織横断的な課題解決や、コンテナ化、IaC化の推進をより早く進める事が期待できます。
3. 開発チームのパフォーマンス改善
なぜやるのか?
- 既存事業のプロダクトを伸ばしつつ、新規事業の立ち上げを行うフェーズである
- より素早くプロダクトを開発しマーケットへ価値を届ける必要がある
各プロダクトチームがそれぞれのチームで意思決定し開発を行っていた事で情報のサイロ化がおき、プロダクトによって技術スタックやアーキテクチャ、自動テストの導入有無やCI/CDの運用が異なる状況でした。
エンジニアがプロダクト開発チームを異動した時に、利用技術のキャッチアップコストの大きさや、開発チームのナレッジが共有できない課題もあります。
これら課題がある中でプロダクト開発チームのパフォーマンス改善を行うため、今まで定性で把握していた課題作成からデプロイまでのリードタイムやデプロイ実施数、各業務におけるコミュニケーションコストなど、あらゆる視点での計測が必要です。
エンジニアチームが組織横断的な動きとして、プロダクト開発チームのナレッジを共有することや、パフォーマンスを計測するための定義やツール導入など、パフォーマンス改善につながるボトルネックを洗い出し、改善を進めます。
4. エンジニアチームの組織力強化
なぜやるのか?
- 内製の強みをプロダクト開発に活かす
- マーケットを創造するプロダクト開発の具現化力を身につける
- エンジニアのキャリアを描き自身の強みを明確にする
私たちはシステム内製化へと舵を切り、社内のエンジニアが自社プロダクト開発を推進しています。
内製化する事で事業ドメインの知識をベースに他職種のプランナーやマーケター、デザイナー、ビジネス職の方々とスムーズに会話を行い早い意思決定と実装を行っています。
開発する中で得た知識経験を組織全体に共有し、次に繋げて継続的な成果へつなげるアクションを私たちのカルチャーにしたいと考えています。
最近の新たなチャレンジとして、業務時間の中で毎月16時間を使って、個人で伸ばしたい分野について手を動かす時間を設けています。
目的は手を動かし具現化力を高めるためで、業務に紐付いていない事も許容しています。
ソフトウェアエンジニアがAWSを学んだり、インフラエンジニアがLaravelやJSを学んだりする動きもあります。
エンジニアとしてフロントエンドやバックエンド、インフラ、プロダクトマネジメントなど、能力やスキルを高めて様々なキャリアを描く事が可能です。
さらに、定期的に発表会を設けて、各自がアウトプットした内容をエンジニアだけでなく他職種の方へ向けて成果発表する場があります。
インプットからアウトプットまで一連を通して具現化力を高める取り組みです。
5. エンジニアチームの挑戦を社外に向けて発信していく
なぜやるのか?
- アウトプットを通して個、チームの成長を促す
- 日常的にアウトプットを行うカルチャーの醸成
- 課題解決へ興味を持つ方へ私たちの考えや課題を届け、一緒に事業を伸ばしていきたい
私たちは、toC向けプロダクト開発、社内基幹システム開発、 新規プロダクト開発と3種類のシステム開発を行っています。
toC向けプロダクトであればリリース後に目に触れる機会もありますが、社内システムや新規プロダクト開発においては、どんなに良い取り組みやプロダクトになっても、社外の方の目に触れる機会がありません。
新規機能開発、パフォーマンス改善、リファクタリングなど、それらをなぜやるのか、どうしたか、何に時間を要したかをブログで発信する事で、私たちの課題や取組み、悩みを多くの方に知ってもらえると考えています。
アウトプットする事を私たちが一番楽しみ、アウトプットしたくなるチャレンジに溢れるエンジニア組織にするため、新たな取組として本ブログも一つの手段としてリブートした理由になります。
さいごに
2023年の取組みとしましたが、今年はまだ約2ヶ月もありますYO!
5つの取組みについて定期的に結果をブログでお伝えしていきます。
個人的な挑戦としては一人アドベントカレンダーを実施します!!!
\\『真のユーザーファーストでマーケットを創造する』仲間を募集中です!! //