こんにちは。デザイナーのタニモです。
Withコロナの生活が続く中、皆さんは如何お過ごしでしょうか。今回は私が最近デザインを手掛けた
お仕事の1つをご紹介しようと思います。
この度、弊社が運営するサイト「転職Hacks」において、特集「履歴書の書き方」「職務経歴書の書き方」
「面接ガイド」に登場するマスコットキャラクターをデザインさせて頂きました。
今回はこのキャラクターのご紹介と制作過程のお話です。弊社のイラストレーター業務、デザイナー業務に
興味をお持ちの方に、少しでもお役に立てて頂ければ幸いです。
フォックス君
デザインしたキャラクターはコチラ!
「転職Hacks」のフォックス君(正式名称:フォックス・ネイビー)です!
ネーミングはプロジェクトメンバーと検討を重ねたのですが、一周回って無難な「フォックス(キツネ)」に落ち着きました。(笑)
キャラを作ることになった経緯
「転職Hacks」は転職活動に役立つ情報をまとめた記事サイトです。情報の網羅性や誠実さを強みとしていますが、 一方で内容が難しそう、ハードルが高く見える、といった課題も抱えていました。新たな特集ページのプロジェクトに 参画した際、もう少し親しみやすいサイトを目指すための 1つの策として、マスコットキャラクターを作ってみてはどうか?と提案させて頂いたことがきっかけで、 そのデザインを担当することになりました。
制作過程
ここからは、キャラクターのデザインが完成するまでの制作過程と簡単なノウハウについてご紹介します。
ステップ① キャラの存在意義を考える
キャラクターを制作する際、まず最初に行うことは、上述したようなサイトのコンセプト、ビジョン、課題などを しっかりと把握することです。これらを理解した上でキャラクターの使用目的を考え、存在意義を明確に示します。 今回は「ユーザーに寄り添い、親しみやすく、転職活動の不安を取り除いてあげられるような 存在」が求められたため、それに相応しいキャラクターのビジュアルを検討しました。
ステップ② キャラのビジュアル設定を考える
キャラクターのビジュアル設定は、描く前にまずテキストレベルで検討します。
頭身やモデルとなる生き物など、ビジュアルを構成する要素のアイデアはなるべく幅広く検討し、
あらゆる可能性を探った上で、最も相応しい要素を選択してまとめていくと良いでしょう。
今回の使用目的を考慮し、モデルは「2〜3等身の動物」が望ましいと判断しました。
次に動物の選定です。「転職」がテーマのサイトなので、それにちなんだ動物が良いです。
…そう言われてもピンときませんね。(笑)
発想を広げるために、「転職」を別の言葉に置き換えていきます。
「職を変える」「自分を変える」「姿を変える」「変身」など。「変身」で連想する生き物は、
カメレオン、昆虫、擬態する生き物などがありますが、いずれも親しみのあるキャラとしては魅力に欠けそうです…。
ここで「変身」を「へんげの術」としたところ、御伽噺のキツネとタヌキが候補に上がりました。
どちらも馴染みのある動物で、キャラとしての魅力も引き出せそうです。
最終的に、以下の理由でキツネに決定となりました。
・Hacks(ハックス)とフォックスで発音が似ているので覚えやすい
・キツネは賢いという印象から、ビジネスやスーツ姿が合いそう
・「転職Hack」のキーカラーのオレンジがキツネの色と相性が良い
・「転職Hack」のキーカラーの紺(ネイビー)とキツネの鳴き声「コン」
ステップ③ ビジュアル作成
ここまで設定を固めた上で、ビジュアルのラフ案作成に入ります。
今回はマスコットキャラクターとしての可愛らしさや親しみやすさを出しつつも、「信頼」「網羅性」「誠実」といった
「転職Hacks」が持つ強みも感じられるビジュアルを検討しました。
アウトラインはパキッとした一定の太さで手描き感を抑え、塗りは「転職Hacks」のキーカラーを使ったシンプルな単色塗りに。
顔つきは博識で余裕のある表情にし、体はスーツの装い。フォーマルで公式感を感じられるデザインに仕上げました。
額に載せた木の葉は変身(=転職)する時に使うアイテムという設定。チャームポイントは、大きな耳と尻尾です♪
ちなみに、制作途中のラフ案はこんな感じでした。
以上がフォックス君誕生に至るまでの経緯です。いかがでしたでしょうか。
クイックに中途入社して間もない私に、今回このような楽しいデザイン業務を担当させて頂けたことを
心から感謝しています。今後も自身のスキル・強みを生かし、成果に繋げていければと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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