はじめまして!SEOストラテジストのmuntahaです。SEOストラテジストとは、SEO(検索エンジン最適化)に関する課題整理・戦略立案・施策策定などを担当する職種です。もともと編集者だった私は、突然この職に任命されて手探りながらもいろいろ取り組んできました。
時には、自分で上位表示を狙ったコンテンツを作ることもあります。例えば、私が書いたこちらの記事はGoogle検索のターゲットキーワードを「体験入社」に設定し、検索結果で8ヶ月以上1位をキープしています。
サイトの運用課題ってどんなの?
SEOの目的はサイトのアクセスを増やすことであり、そのためにできることはなんでもする、という心構えで仕事に取り組んでいます。
ここでは、たくさんの記事を掲載するサイトを例として、解決すべきサイトの運用課題にはどのようなものがあるのかを解説します。
- アクセスを増やす
まず、アクセスを増やすためには検索結果での上位表示により記事への検索流入を増やすことと記事本数を増やすことが必要です。
- SEO・上位表示
上位表示を実現するためには、記事の質を高めることと検索順位への影響要因であるドメインパワーを上げることが重要です。
- ドメインパワーを上げる
ドメインパワーを上げるためにはリンクを多く獲得することが必要です。そのための考え方やドメインパワーの調査方法については下記の本に詳しく書かれています。
- 作者: 西山悠太朗,小林睦,丸山弘詩
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2018/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 記事の質
記事の質に関する課題はエンゲージメント(滞在時間、離脱率、スクロール率など)の指標を向上させることとクリック率を向上させることに分けられます。
- エンゲージメント向上
エンゲージメントを向上させるためには、画像の最適化や過不足のない内容、結論ファーストなど読みたくなる構成にすることが必要です。
- クリック率向上
クリック率を向上させるためには、検索結果に表示されるタイトルや説明文を魅力的なものにしなければなりません。
- 記事本数を増やす
記事の本数を増やすための課題は外注の生産数を増やすこと、記事一本あたりの作成にかかる手間を減らすこと、記事を編集する人の数を増やすことに分けられます。
- 外注生産数増
外注の生産数(アップする本数)を増やすためには、社内の原稿チェックの負担が減るように記事作成フローを改善する必要があります。
- 一本あたりの手間を減らす
記事一本あたりの作成にかかる手間を減らすためには、原稿に対するフィードバックを行うMTGの参加者および回数を減らすこと、記事作成をルール化して生産性を高めることが重要です。
- 人員増
記事を編集する人の数を増やすためには、非常に労力がかかる「ターゲットキーワードを選定する作業」を外注することで、社内の多くの人が編集に集中することが可能になります。
以上のような課題について、解決策を提案して実行をサポートすることが、SEOストラテジストに求められる役割です。
検索アルゴリズムとの終わりなき戦い
検索エンジンのアルゴリズム(算法)は発展途上であり、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ前進しています。
自社のコンテンツが検索エンジンに高く評価され続けるためには、頻繁に行われる検索エンジンのアルゴリズムの変更に対応し、発展段階に応じて戦略を変更し続ける必要があります。
現状を把握するために、検索エンジンから得られる大量のデータから法則性を見出し、統計的な手法で仮説を検証する作業は、高度な数理的思考が必要とされると感じています。
アルゴリズムという言葉は、聞き慣れない方も多いかと思いますが、近世アラビアの数学者アル=フワーリズミーの名前に由来し、問題を有限回の手続きで解く方法のことです。
良いアルゴリズムとは、なるべく少ない手順で正確な解に達する方法のことで、検索エンジンは労力をかけずに関連性の高い結果を返すことのできるアルゴリズムに支えられています。そしてそのアルゴリズムは、見えないところで変化し続けています。
私はこれからも予測が難しい検索エンジンのアルゴリズムの変化に対して、的確かつ迅速に対応できるよう、日々邁進していきます。
そして、このブログを読んでくださる方に有益な情報を提供していきます。
それではまた次のブログでお会いしましょう!