こんにちは、ソフトウェアエンジニアのhamanokamiです!
クイックとして約6ヶ月ぶりの記事投稿なのですが、その期間でブログの目的や運用の見直しをしていました。
どのように運用を変えたか等、いろいろと書けることはあるのですが、今回は一番大事な「ブログの目的」に焦点を当てて書いていきます!
運用見直しの背景
本ブログは採用(社外広報)を目的として、2015年6月から運用しています。
投稿頻度は週1が適切だろうということで、週1でブログ投稿ができるように、執筆順は当番制で決めていましたが、
- どのようなコンテンツを執筆するか
- 執筆の工数確保
- 記事のレビュー
等を組織的に動いておらず、各メンバーにそれらのタスク管理をお任せしてブログ運用を行っていました。
その結果、ブログ記事が投稿されない週がある等の問題があり、当初の目的に対する効果も薄いのではと考え、「ブログの運用を見直して、再始動しよう!」ということになりました。
運用見直しの体制
私が所属するWeb事業企画開発室(Web室)には、エンジニアに限らず多種多様な職種の方が在籍していますが、運用見直し直前まで執筆していた職種は「デザイナー」「エンジニア」ということで、
- デザイナーチームマネージャー
- エンジニアチームマネージャー
- 筆者
という3名でブログ運用チームとして、ブログ運用の見直しを進行してきました。
運用見直し前の問題
運用見直し前の問題を洗い出したところ、
- 目的が浸透していない
- ブログを執筆するモチベーションが上がらない
- ブログ運用体制ができていない
の3点を優先的に解決することが決まりました。
「モチベーションが上がらない」について、具体例を出すと、
- 評価に直接的に影響する業務ではないため、優先度が上がらない
- 担当する投稿日の1週間前に執筆リマインドがくるけど、書くテーマを考えるところからのメンバーもいて、精神的にも時間的にもきつい
というものがあり、ブログ自体がメンバー個人としてメリットがあるものではありませんでした。
ブログ運用の目的
問題である「目的が浸透していない」について考えたときに、「そもそもブログ投稿の目的は「採用広報」でいいのか?」ということで、目的自体を再考することになりました。
再考しようとしていた時期にちょうど、「採用のために技術ブログを書くわけじゃない。」であったり、 メルカリさんの「技術広報の役割を定義してみた 2022年春」のスライドが発信されていたため、それらの情報を参考にしながら、 我々がブログ運用をする目的を考えていきました。発信ありがとうございました!
その結果、我々がブログ運用をする目的は下記2点となりました。
- 個人のスキルアップ
- 社外広報
個人のスキルアップ
ブログを執筆することは、具体化・具現化プロセスを整理する機会になります。
ブログは、読んでもらうことで内容を理解してもらう、比較的一方的なコミュニケーションツールです。*1
よって、執筆者自身が執筆することを体系的に理解をする必要があり、理解を促進することで、執筆した内容の再現性が高まると思っています。
体系化した内容を読者が理解しやすいように、どう言語化するかを考えてアウトプットする必要があるため、言語化力を鍛えるトレーニングにもなります。
執筆した記事は投稿前にレビュー機会をもうけているため、アウトプットに対するフィードバックを他職種も含めたメンバーからもらうことができ、それが執筆者のインプットにつながり、より質の良いアウトプットにつながる、成長の好循環があると考えています。
話が少しずれるのですが、「成長」は現在の我々Web室にとって大事なキーワードの1つです。
Web室の評価制度は2021年にフルリニューアルされ、 以前の評価制度と比較すると「個人の成長」を促すように設計されています。
「個人が成長」することで、組織として継続的な「成果」の向上が期待できると考えているからです。
業績などいろいろな要素を省いて簡素化した説明になりますが、 個人としては成長し成果が上がることで、結果として評価アップにつながります。
執筆するメンバーには成長する取組みの一つとしてブログを活用してもらうことで、問題であった「モチベーションが上がらない」を解決する一因になるかもしれません。
よって、ブログが「個人の成長」を促進する一環になればと思っています。
社外広報
こちらは以前からある目的ですが、残している理由を書いていきます。
「個人のスキルアップ」という目的だけであれば、社外に公開せず社内に閉じたやり方でも可能ですが、あえて社外に内容を公開する理由は、「ブログがないと採用市場で不利になる」からです。
例えば、ブログがないことにより、
- 就活時の転職候補から外れる可能性が上がる。
- 一番現場のリアルが知れる媒体がないため、ミスマッチが発生する可能性がある。または魅力づけができない。
などのデメリットがあります。
ここ数年ずっと言われていますが、年々エンジニアやデザイナーの採用は難しくなってきています。
その中で転職候補としてよく上がってくる企業は、社内外問わずアウトプット量と質ともにレベルが高いところが多い印象です。
findy-code.io ※参考事例が掲載されている資料(要DL)
我々Web室の社外アウトプットの量・質ともにまだまだ発展途上のため、我々の考えや課題を発信する一媒体としてブログを運用し、社外アウトプットの量・質を上げ、結果として求職者に認知してもらうきっかけの増加、転職候補にするか判断する良い材料の提供ができればと思います。
まとめ
ということで、これからのブログは下記2点を目的として活動を進めていきます!
- 個人のスキルアップ
- 社外広報
ブログ執筆していただくみなさん、宜しくお願いします!
\\『真のユーザーファーストでマーケットを創造する』仲間を募集中です!! //
*1:コメントで対話することは可能ですが