クイック エンジニアリングブログ

株式会社クイック Web事業企画開発本部のエンジニアリングチームが運営する技術ブログです。

心の筋トレ、始めませんか?

みなさんご存知でしょうか。
今年もあと4ヶ月で終わってしまうんです。
時の流れって恐ろしいですよね。

そんな中、私は職種が変わりました。
どうも!!4月からヘルプデスクからSRE(インフラエンジニア)へ転向した
IMAXです\\\٩( 'ω' )و////テテーン!!

毎日ひたすら必死に過ごして、たくさんのメンバーの助けがあって
チャレンジ出来ることになりました!!
その間によく言われたのが「怒らないよね」「怒ったところみたことがない」でした。
「怒りの感情とかどう処理してるの?」と聞かれることもしばしば。

確かに今までの人生振り返っても、怒ったことや声を荒げたことってないなぁ。

はて、私の怒りはドコに行ったのでしょう…?
最近よく耳にするワード 「アンガーマネジメント」 を交えつつ
失った怒りを探す旅に出かけたいと思います。

そもそも怒りって?

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心理学上で感情は、下記2パターンに分かれると言われています。

一次感情:自分が本当に感じている感情
二次感情:一次感情を受けて発生する感情

怒りはこの2つのうち「二次感情」に該当します。
喜怒哀楽と表現されるほど強い感情なのに、なぜ一次感情ではないのか。

実は、怒りとはすぐに感じるものではなく
怒りの元となる「感情」があって初めて怒りに変わるのです。

こんな経験したことないですか?


友人と待ち合わせをしていましたが、10分20分たっても友人は現れません。
何度電話をしても、メールをしても連絡は返ってきません。
事故にあったのか、事件に巻き込まれたのではないか、と心配になってきます。
ぐるぐると考えているうちに1時間が経過…。
そのとき友人が「ごめんごめん!待った?」と悪びれる様子もなくやってきました。
「待った?じゃないでしょ!遅れるなら連絡くらいしてよ!」と、
あなたは怒りをぶつけてしまいます…


友人が来ない時に発生する「不安」「恐怖」「悲しみ」や、
いざ来たときに感じる「安心」が一次感情です。
それらを受けて発展したのが「怒り」となります。
怒りを表現するときにも使われる”火山”を想像すると分かりやすいかもしれません。

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どかーん
マグマ部分に怒りの元となる感情があり、それらを経て噴火(怒り)が発生します。
脳が素早く処理してしまうので大抵は一次感情に気づかず、
直接怒りになったと思いがちですが、必ず怒りの元となる感情が潜んでいるのです。

また怒りは要望や期待の表れでもあります。
「〇〇してくれると思ったのに!」「■の後は△するのが当たり前じゃない?」など
期待値が高いとそれを求めるが故に出来なかったときのギャップが怒りに変わりやすいのです。

一次感情を制すものが怒りを制す!?

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ふぅ
そんなときに役立つのがアンガーマネジメントです。
怒りを否定したり抑えたり、怒りの感情そのものを無くすことではなく、
感情と上手に向き合ってコントロールすることを指します。

根底にある一次感情を理解・受け入れることによって二次感情へエネルギーが抑えられ「怒り」とうまく付き合うことが出来ます。

精神的な修行で大変そう……と思うかもしれませんが所謂、心の筋トレです。
やり続ければ成果が出る、とも言われています!!
また何事もやってみないと分からないことが多いので、
次のポイントに気をつけながら、自分の怒りについて振り返ってみましょう!

心の筋トレでLet's Control!!!!

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心の筋トレには3つのポイントがあります。

■ 衝動のコントロール 怒りのエネルギーが強く出るのは、最初の6秒だと言われています。
直ぐに行動してしまうのではなく
「なぜ今怒りを感じたのか」を考えて、一次感情を探っていきましょう。
そして分析し、相手へ怒りではなく一次感情を伝えるようにすることで
こちらの気持ちも理解してもらいつつ「急に怒られた」などの誤解も避けられます。

■ 思考のコントロール 相手の価値観は自分と異なること、”こうすべきである”という部分を見直し、
自分の求めているポイントと相手が与えてくれるものの差を理解しましょう。
またそれでも自分が求めていたものが必要である、と結論が出た場合には
怒りに任せるのではなく、提案や別の形式で求めるようにしましょう。

■ 行動のコントロール 自身によって変えられるもの、変えられないものがあるのを理解しましょう。
どうにもならないことにイライラし続けるのは自らストレスを生み出すだけです。
出かける日に限って雨なこと、コーヒーをカーペットにこぼしてしまった時など、
怒りの対象がなんであれ、どうにもならないことは割り切るのが一番です。
そのあと自分が出来ることに集中し、解消していきましょう。

例であげた待ち合わせの会話で改善ポイントを上げると…
友人が来た際にかける言葉は
・心配したよ!遅刻したことはしょうがないから、次からは連絡してほしいな
・何かあったのかと不安になるから、一言でいいから連絡してほしいな
と伝えると一次感情である「心配」「不安」を交えながら、
怒りを「なぜこう思ったか」に変換し、相手への理解と対策を出せるようになります。
※連絡せず1時間遅刻することを肯定しているわけではないですよ!

それでは、実際に最近怒ったことがあれば振り返ってみましょう。

・衝動のコントロール → なんで怒りを感じたか、すぐに怒りをぶつけてしまったか
・思考のコントロール → 怒りを感じた時、本当は何を求めていたのか
・行動のコントロール → どうにかできる/できない、のどちらだったのか。

これを次回からは相手に対して発信してしまう前に考え、
一度落とし込んでから話すようにしてみてはいかがでしょうか。

最後に

心の筋トレ、いざチャレンジ ٩( ᐛ )و
うまくコントロールできれば感情に飲み込まれることもなくなります。
また自分だけでなく相手にも不快な思いをさせずに、より良い人間関係を築くことが
できるのではないでしょうか。

私自身を振り返ると、無意識に一次感情で伝えていたり、
起こったことはしょうがない!となっていたことが多い気がします。
だから怒りまで到達しなかったのかな。
怒りは失われたのではなくそもそも居なかったのかも…ᐠ( ᐛ )ᐟ
コントロールして高ストレスを感じることなく!相手も自分もハッピーに…!!!

それでは皆さん、良いストレスフリーライフを!!!
※あくまで個人の見解のお話なので、必ずしもストレスフリーになるとは限りません。
┌参考書籍┐

アンガーマネジメント 11の方法―怒りを上手に解消しよう

アンガーマネジメント 11の方法―怒りを上手に解消しよう

  • 作者: ロナルド T.ポッターエフロン,パトリシア S.ポッターエフロン,藤野京子
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