クイック エンジニアリングブログ

株式会社クイック Web事業企画開発本部のエンジニアリングチームが運営する技術ブログです。

全員にリーダーシップを求めたい!~チームのパフォーマンスを最大化するために~

平成最後のブログ更新を担当します!"持っている"nakayanです!

シニアマネージャーとしてチームビルディングについてずーっと考えているので、今回は「リーダーシップ」を中心に自分の考えや思いを書いてみたいと思います。

リーダーシップとは

「チームの目的・目標を達成するために周りに影響を与える力」だと思っています。
つまり、チームが目的達成へと前進することに対して自発的に行動しているのであれば、それはリーダーシップです。

本当はほとんどの人がリーダーシップを持っているんじゃないかなと思っています。
ただなぜか、「自分はリーダータイプではない、リーダーシップはない」と決めつけている気がします。
必ずしもみんなをグイグイ引っ張って「俺について来い!」みたいなものだけがリーダーシップではないのに。なにかイメージがついてしまっているんでしょうか。

気をつけたいのは、自発的に行動している人であっても、チームのためではなく自分のために行動しているのであれば、それはリーダーシップではありません。
ひとりで何かをやっている場合は別に問題ないんですけどね。当たり前ですが。

ということは、「チーム」という状態においてリーダーシップが重要だということになります。
では、「チーム」って一体何なんでしょうか?

チームとは

普段から「チーム」とか「チームワーク」とよく言いますが、本当の意味での「チーム」を改めて確認してみます。
※「チームビルディング」とは言うけれど、「グループビルディング」は聞いたことないんですよね。

チームとグループの違い

それぞれの意味を辞書で調べてみると・・・ (出典:デジタル大辞泉

チーム

ある目的のために協力して行動するグループ。組。スポーツや共同作業についていわれる。

グループ

1 仲間。集団。
2 共通の性質で分類した、人や物の一団。群。
3 同系列に属する組織。

とあります。

チームの説明の中に「グループ」って言葉が入っちゃってますが(笑)、大きな違いは "目的" があるかどうかです。 グループは、似た性質や共通点によって人が集まっている状態ですね。 一方でチームは、目的達成のために協力して行動する人の集まりです。

ではチームのパフォーマンス向上のために何が必要かというと、その大きな要素の一つがここ数年で一気に浸透した「心理的安全性」ですね。

心理的安全性とは

チームメンバーひとり一人が、チームに対して「安心して発言できる」、「自分自身をさらけ出せる」、と感じられる状態や雰囲気のことです。 jinjibu.jp

ただし、「心理的安全性が担保されている」=「仲良しこよし」ではないということをしっかりと認識していないといけません。
もちろん仲が良いに越したことはないのですが、雰囲気を壊さないために衝突せず、「いいこと」「楽しいこと」のみ共有して、厳しい指摘や意見のぶつけ合いがないというのはただの「ぬるま湯」です。
これは心理的安全性とは似て非なるものです。

なぜなら、チームとは目的を達成するためにあるので、厳しいことを言わないといけない場面や、意見が衝突することもあるはずです。
それができる状態というのは、お互いを認め合って、信頼しリスペクトしている状態だと思います。
これによって、チームのパフォーマンスが向上していきます。

伝え方に配慮は必要だと思いますが、チームとして成果を上げるために正しいと思ったのであれば、意見を言う(ぶつける)ことに遠慮は必要ないと思っています。

メンバー全員にリーダーシップを持っていて欲しい

では、こういうチームのメンバーに求められるものが何かというと、冒頭で書いた「リーダーシップ」だと考えています。

目的を達成するために、チームの中で「今自分に何ができるか」を主体的に考えて自発的に行動する。
そして、心理的安全性の本質と重要性を理解し、体現する。
そんなメンバーの集まりであるために、全員にリーダーシップを持っていて欲しいです。

また、リーダーシップに対してフォロワーシップやメンバーシップといった言葉もありますが、個人的には、リーダーシップを持っている人がフォロワーとしてもメンバーとしても良いパフォーマンスを発揮すると思っています。
これは、その時々で「役割・立場としてのリーダー」が変わって自分がメンバーになったとしても、リーダーをサポートするのはどういうことなのかを考えて行動できるからです。 (参考:フォロワーシップ - Wikipedia

例えば、飲み会とかイベントの幹事をやったことがある人はその大変さを理解しているので、参加者側になったときにはちゃんと出欠の連絡はするし、簡単にドタキャンなんてしないはずです。
そこには、参加者としての当事者意識(リーダーシップ)があると捉えています。

リーダーシップを身につけたいなら飲み会の幹事をやればいいと思います。(笑)
新人が幹事をやらなければいけないとかは思わないですが、リーダーシップを身につけるための経験という意味では積極的に幹事をやるべきです。

リーダーシップは、本を読んだり勉強したりして身につくものではないので、どれだけ経験を積めるかで決まります。
学生時代から何かしらのリーダー経験をしてきた人は、自然とリーダーシップ・フォロワーシップ・メンバーシップが身についていると思います。

これについては、いろいろな方がとてもわかりやすくまとめてくださっているので、ぜひそれぞれの記事を読んでいただければと思います。 tunag.jp chikirin.hatenablog.com scienceshift.jp

まとめ

  • チームとは、目的達成のために協力して行動する人の集まりである。
  • チームのパフォーマンスを向上させるためには「心理的安全性」が重要。
  • 心理的安全性とは、ただの "仲良しグループ" 、"ぬるま湯" な状態ではない。
  • 心理的安全性を担保できるチームは、全員にリーダーシップが必要(だと思う)。
  • リーダーシップを身につけるには、読書や勉強ではなくリーダー体験を通して学ぶしかない。

全員がリーダーシップを持ち、チームの目的達成に向けて個人とチームが成長しながらパフォーマンスを最大化させる、そんな最高のチームをつくりたい!! です!!!!

一緒にチームビルディングやっていきたい!っていう方、お待ちしています!!


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