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ディテールはデザインじゃない

こんにちは、フロントエンドエンジニアのFです。

唐突ですが、
アニメ界には高畑勲さんという素晴らしい方がいました。

スタジオ・ジブリ宮崎駿さんと並んで有名な方ですが、
去年亡くなってしまいました。
とても悲しいです。

アルプスの少女ハイジ

高畑さんの作品の一つに
アルプスの少女ハイジ』があります。
知ってますよね?

このアニメで行われていたことは
ハイジのリアルな日常を描くということでした。

ハイジの行動、仕草、
家具や食器の配置、動線、生活リズム。
道具の使用頻度までは言い過ぎかもしれませんが、
それらがわかるようなレベルでリアルに描かれています。

ディテールを作り込むことで、生活が見え、ドラマが生まれてくるんです。
作る側(アニメーター)は、見ている人に再発見させることが仕事。
と高畑さんは語っています。

しかし、ただただディテールを作り込むだけでリアルな日常は表現できるのでしょうか?
違いますよね?



耳をすませば

高畑さんの作品ではないですが、
スタジオ・ジブリつながりで、
近藤監督の『耳をすませば』という名作があります。

主人公の月島雫が家で準備をして出発し、
姉から手紙を受け取るまでの数分間覚えていますか?

わかりやすいところで言うと
姉が階段の踊り場から手紙を投げるところです。

急いで一階まで行って渡す、ではないのです。

投げるのです。

姉のなんとなくな性格や、
これ以前の主人公との日常のやりとりが簡単に想像できますよね?

たぶん音声を消して見ても同じような印象で見れるはずです。

そして、あの数分間だけで相当な情報量が見ている側に伝わっているはずです。
家族の生活レベル、生活リズム、人物の性格や関係性などなど。

描かれている人間自体が意識していない細かい部分を作り込むことによって、
見ている側にそれが伝わるのです。


何のためのディテールなのか

この『何のため』の部分を考えて作るのがデザインなのであって

ディテールを作り込むことがデザインじゃないんです。


アニメを例えに出しましたが、
タイトルの意味がわかっていただけたでしょうか?


Webサイトやツールも一緒です。

だれが使って、
どんな場面で使って、
どういうサイトやツールになるのかを考えることがデザインです。

最後に

最近自分でも制作中に忘れてしまうことがあるのですが、
常に『何のため』を考えながら創っていきたいですね。

あと、高畑さんは時代の流れとともにディテールを捨てるんですが、
その話はまた今度。



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