「そういう仕様だから」
この言葉って使う時は簡単なのに、言われると「はあ?」ってなりますよね。
本記事はエクセルやスプレッドシートの関数の中で、『VLOOKUP』で困ったことがある人向けの記事です。
今回フォーカスをあてるのは以下2つです。
・【範囲】の間に、列追加をしたら結果がずれる
・右側の列にあるデータをもとに、左側のデータを呼び出すことはできない
改めましてこんにちは。サービスプランナーのZAWAです。
業務では、サービス・事業・組織と三軸それぞれでの企画やマーケットリサーチ、ビジネスパートナーとの渉外などを担当しています。プロダクト開発の中では、要件定義や設計の一部などを行なっています。
目次
3. ワイルドカンスウ スーパーコンボ『INDEX関数とMATCH関数』
取得の子 『VLOOKUP』
エクセルを使った業務をしたことある人なら、誰もがお世話になったことあるのではないでしょうか?
「あー、特定のセルに入っている値を取り出したい、でも目視では大変。IDは分かるのになー」
みたいな時、『VLOOKUP』はとても心強い友達でした。
使った時のすがすがしさときたら、土砂降りの雨の中、急に晴れ間が見えた時のようでした。
用法は以下ですが、ここでは割愛します。
= VLOOKUP (【検索値】,【範囲】,【列位置】,【検索の型】)
VLOOKUPの逆襲
【範囲】の間に、列追加をしたら結果がずれる
こんな参照データがあったとします。
そして隣の抽出シートで“003zawa”と入力したら“ざわさん”と表示されてほしいとします。
イメージはこんな感じ。
関数式は以下としました。
=VLOOKUP(B2,参照データ!A:B,2,0)
指定する値に“003zawa”と入力すると……
“ざわさん”と出ました!!
やった!!
しかし運用を続けていく中で……
「あー参照データに“カテゴリ”もほしいわ。追加したろ!」
となることもあるでしょう。
参照データのB列を選択して列を挿入し、カテゴリ列としました。
そのまま抽出シートを見ると……
「あれ、変わってる!?」
右側の列にあるデータをもとに、左側のデータを呼び出すことはできない
これはもう、まんまです。
“色鉛筆”と入れてID“002zawa”と呼び出すことはできません。
そう、これが仕様です。
ワイルドカンスウ スーパーコンボ『INDEX関数とMATCH関数』
ここからは『INDEX』と『MATCH』関数を組み合わせて使うと、『VLOOKUP』でやりたかったことはできるし、上のような問題は発生しないから便利だよという話です。
以下の関数式を用いて比較していきます。
=INDEX(参照データ!B:B,MATCH(B2,参照データ!A:A,0))
まず、時間をカテゴリ列追加前に戻して、先に抽出シートに上の関数を追加しておきます。
次に参照データにカテゴリ列を追加します。
抽出シートを見てみると……
「け、結果が違う! よしゃ、組み合わせの方使ったら問題なしや。」
もちろん場合によっては「追加した列のデータを出したいんじゃい」
ということもあると思います。
その場合むしろ『VLOOKUP』の方が使いやすいかもしれません。
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