Web室LT大会実行委員長兼ブログ雑用担当のhamanokamiです!
現在ありがたいことに続々と新規メンバーが増えまして(うれし~)、 私がメインで関わっているプロダクトチームのメンバーのうち、3分の2以上が入社1年未満なんです!!!
チームビルディング理論で有名な「タックマンモデル」に当てはめると、バッチリ「形成期」ですね!
「形成期」は、メンバーのほとんどがお互いを知らない、 かつ新規参画メンバーは事業や業務のことを知らない状態のため、 『コミュニケーションと情報の「量」が重要』とのこと!!!
ということで、事業・業務・メンバーを知る機会を定期的につくってまして、 その一環でうちのチームでは輪読会を隔週で開催しています!
輪読会とは
人々が集まって、同じ教科書などの本を読み、その内容について意見を交わすことを意味する語。事前に決められた担当者が、本の内容を訳したりまとめたりしてから、他の参加者が理解できるように発表する形式がとられることも多い。
引用元:https://www.weblio.jp/content/%E8%BC%AA%E8%AA%AD%E4%BC%9A
輪読会の目的
輪読会の目的は2点です!
- チームで成果を出すために大事な考え方をすり合わせたい
- 個人の当たり前(考えていること)を出してもらうきっかけをつくりたい
特に後者のほうが大事と思っていまして、普段業務では明文化されていないところをあぶり出すことで、 「そういう考えで仕事をしていたんだ!」等の発見があり、 それが学びや議論につながって、前者のすり合わせをより良いものにしてくれます!
選んだ書籍と理由
で、今輪読会で読んでいる本は、 「アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~」 です。
名著ですよね!!!
この本にした理由は下記のとおりです。
- そもそも見積りと計画づくりを何のためにするのかを全員が正しく理解している状態にしたい
- 見積りや計画の精度を上げるための知識、手法の習得
この本は、 「ユーザに価値を迅速かつ正確に届ける続けるために、 ステークホルダーが正しい意思決定ができる状態を保ち続けるには、 正しい見積りと計画づくりができていないといけない」という考えの元、 どうすればそれが実現できるかの手法を教えてくれます。
決してこの世に銀の弾丸はないので、その手法をそのまま自分たちの開発フローに取り入れようとは思っていないのですが、 この本の根底にある考えをメンバー全員が正しく理解して仕事をすることで、 チームの成果が格段に良くなると私は信じています!!!
そのため今回は「アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~」を選びました。
輪読会の進め方
輪読会は下記のように進めています。
事前準備
- 要約担当が輪読会までに対象の範囲を要約
- それ以外のメンバーは事前に対象の範囲を一読
輪読会(60min)
- 要約担当が要約を発表
- 要約の内容も含めて議論や感想を言い合う
- 次回の要約担当を決定
輪読会をやってみてよかったこと
現在進行形で輪読会を続けていて、やってみてよかったと思うことはいろいろとあるのですが、 その中でも輪読会からまた新たなすり合わせ機会が生まれたことが特に良かったと思っています。
ある輪読会のときに、入社したばかりの敏腕エンジニアの方から、 「実際に全員でプランニングポーカーを試しにやってみませんか」と提案があり、 全員でプランニングポーカーを実施しました!!!(iwateaさん、あざす)
現状は全員が同じPJで仕事をしているわけではないため、 全員で見積りをして計画するということをできていませんでした。トホホ
実践の結果、各々の見積りの感覚が言語化され、さらにお互いのことを知り合えましたし、 実際のPJの一部分を題材にプランニングポーカーを行ったので、 そのPJにも多少何ともいい影響があったのではと思います!!!
以前ブログでも書いたのですが、循環は非常に大事で、 インプットした内容はアウトプットしてやっと血肉になるので、 早いサイクルでそれができる組織・チームにしていきたいです!
まとめ
「形成期」は『コミュニケーションと情報の「量」が重要』ということで、 チームの現状から「輪読会」をやると決めましたが、あくまで輪読会は手段の1つです!
チームの状態に応じて適切な手段を取れば良いと思います!
ただですね、輪読会は「なにより楽しい*1」!
また普段の業務では見えない個人の考えが言語化されるので、輪読会はオススメです。
では良いエンジニアリングライフを!
\\『真のユーザーファーストでマーケットを創造する』「ありがとう」で溢れる仲間を募集中です!! // 919.jp